1970年代から九州中心に飛来するように成ったようで、それまでは迷鳥扱いだったようだ。枯れた葦の茎に棲み付き越冬するカイガラムシの一種を食すのが好きだそうだ。オオジュリンなどとも同じと見える。時にはシジュウカラなども枯れ葦の茎をパキパキ音を立てて割り、中のカイガラムシなどを食しているから、野鳥は冬の枯れた葦に宝物が入っているのを知っているようだ。
このツリスガラ、関東ではまずなかなかお目に掛かれない野鳥だ。いろんなサイトを観ると神奈川や茨城でも目撃があるようだが、基本的には九州中心の西日本だろう。
熊本にお住いの野鳥観察に関しての大先輩から教わったポイントに、此処3年間連続で飛来している。同じ場所に来るというのは子孫に伝え繋がれて居るのかもしれない。河川河口部に近い水路や沼などの枯れ葦密集地に来る様だ。球磨川本流河口部・前川土手の葦原にも居た。
最初に見た時から画像を見て不思議に思う事がある。それは両目の真ん中のおでこの部分に穴が開いている個体が居るのだ。どういう仕組みなのか判らぬが、一体何だろう?ご存じの方はぜひ教えて頂きたい。
車の中からレンズを向ける分にはこちらを視はするが警戒はしない。
やはりチョウゲンボウなど猛禽類に警戒しているようだ。
葦沿いにクルマを超低速で動かすと、パキパキと音がしたら観察をするとツリスガラが群れで居ることが多い。
固まって行動するので見つけやすい。
此の両目の真ん中のおでこの穴が気になって仕方がない。
葦の茎を割った画像がこれ、白い点々がカイガラムシ。
おでこに穴の無い個体もいるが若鳥なのだろうか?
主翼の裏は白い。ニュウナイスズメもアトリ系も白いので群れで飛んだ場合は見分けがつきにくい。