1か月前、まだ暑い9月初旬二羽の幼鳥と親鳥の姿を確認以来、その後の様子を知りたかったのだ。
今日はすぐにそのチチーッ、チッチッチッ♫という独特の鳴き声でその存在は確認できた。若鳥らしく物怖じしないで、川幅5m程の距離で対峙しても逃げずにこちらを注視している。
筆者は野川流域を巡回する際は必ず同じいで立ちで上半身は迷彩柄のスタイルにしている。下も迷彩だったり暗めのスタイルだ。赤や黄色は身につけない。
野鳥の眼は人間には識別できない赤外ゾーンや紫外ゾーンの色が見えているという学説もある。従ってその説によると赤や黄色と言った彩度の高い色を身に着けるとちょっとの動きで野鳥に警戒されやすいと思うのだ。より近い場合は絶対に避けるべきだろう。
野川は最近遊歩道の刈込が行われ、非常に歩きやすくなったが、低灌木が岸辺に多く、カワセミにとっては非常に生息しやすい環境となっている。夕方日没時には10cm程の小魚があちこちでボイルしているので餌には困らないだろう。
今日はそんな中で、岸辺の灌木で休んだり移動する様を幾つかご紹介。まだまだ葉が生い茂っている緑の中での撮影なのでなかなか難しかった。
親の教え通り上空の脅威に眼を配る若きオス。
撮影位置より高い場所に居るカワセミはこちらへの警戒は無い様だ。
背後に居ても見えているのは間違いない、距離4m?
木の葉の向こうに移動していた。
対岸から観た同じ個体。
灌木の多いエリアだったがダイブの瞬間は追えた。
途中で体をひねってダイブへ、聴こえたのはポチャンと言う音だけ。姿は木の葉で全く見えず。
探したら、既に採餌した獲物を飲みこんで水浴びしている所だった。