しかも珍鳥や滅多に出遭えない旅鳥とは違い、人吉など球磨川流域に行けばヤマセミに出遭えずともこのゴイサギにだけは出遭えるというのに、野鳥分布の特異性に驚くばかりだ。
ジーッと川沿いに居るのを見たという方は仲間内でも多いが、空を飛んでいるのをあまり見た事が無いとのコメントを御一人の方から頂いた。
勿論このブログをご覧の方の中には、「何をゴイサギくらいで?」と年中身近で観ておられる方もいるだろうが、それぞれの野鳥が生息しやすい環境というのは決して全国平均的ではない。
今日はそのゴイサギの驚異の採餌に関する連続写真と普段生息している状況画像をご紹介。
此の場所はこの個体のお気に入りの場所なのだろう。ほぼ毎日ここで採餌をしていた。これは前日早朝の場面。
堰の堰堤の小滝を登っていく小魚を一瞬のアクションで捉える。
時には小さい、またある時は大きな餌をゲットしてた。
じっくりと喜びをかみしめるがごとく数秒して飲みこんだ。
球磨川本流のゆったりとした流れで岩の上に居るホシゴイ(ゴイサギの幼鳥)を発見!距離120m程。画面が甘いのはお許し願いたい。
ジーッと水面を見続ける事約3分。
おもむろに顔を突っ込んで2~3回ピクッ!と動かした。
次の瞬間!小型ながら立派な魚を咥えていた。
魚を咥えたままジーッとして、魚が動かなくなった状態で飲みこんだ。
幼鳥だからか、ゴイサギの習性なのか、動作は緩慢だが何度も周りを確認して後ろの茂みに消えて行った。