武蔵野一円・東京近郊では、居そうでもキジに出遭えることはまず難しい。東京都では絶滅危惧種指定を行っている程だ。
人吉では早朝散歩すれば球磨川土手で見かけない日は無い程。特に晩秋から早春にかけては東山魁夷さんの絵のような風景になる。
球磨川本流・支流土手では必ずと言って良い程出遭う。
これが、雉馬(きじうま)を郷土玩具としてアピールしている熊本県人吉市では日常茶飯事、郊外の温泉町などでは毎日出遭うほど生息数が多い。球磨川左岸の小柿・大柿エリアではキジの方も慣れたもので、車から出なければ10mくらいの距離でも逃げない。
人吉の郷土玩具「きじうま」
早朝のキジのジャンプ!
今日は、幅150mの球磨川本流を渡って来たものの、あまりの人の多さに踵を返して左岸へ戻っていったキジの姿をお届けしたい。
ヤマセミを追っていたこちらが何かの視線を感じて探したら、じっとこちらを見るキジと目が合ってしまった。
それから周りを見渡し、堤防上で談笑する人達に気が付いたキジ君は・・。
クルリと回れ右して・・・。
左岸へ戻っていった。まるで今は亡きコンコルドの離陸の様に・・・って生では観た事は一度も無いが。
羽ばたきは決して大きくないが、結構普通の野鳥の様に飛んでいった。
何だか五十肩で肩が上がらないような飛び方だった。滑空時間が長い感じ。
対岸に着地する頃は肉眼では河原の岩に紛れて見え難くなっている。