2017年7月6日木曜日

初夏のヤマセミの佇まいレポート2、 Crested kingfishers at Hitoyoshi area in a early summer again 2!

 昨日から台風3号と梅雨前線の影響で豪雨に襲われている福岡県・大分県、一部熊本県北部の方々にお見舞いを申し上げたい。英彦山や日田、耶馬渓辺りは筆者が小倉市(今の北九州市)の小学校に居た1955~60年頃、毎年のように通った場所だ。
 
 初夏のヤマセミの生態その2は高所ホバリングからのダイブ!球磨川に架かっていたワイヤー架線が撤去されて既に1年半経過してしまった。
 以前はこのワイヤー架線周辺で数多くのヤマセミの行動を観察できたのだが、非常に残念だ。

 ヤマセミ達も残念だろう、採餌ダイブポイントとして人吉市内でも一番成功率の高い場所だっただけに、ヤマセミ保護の具体的効果の意味からも是非再架設して欲しい所だ。

 しかし今はその架線が無いので、ヤマセミが全然来ないかというとそうでもない。撤去直後は元架線ワイヤーが在った位置まで飛び上がり、ホバリングして見慣れた場所から獲物を探し、ダイブして採餌に成功する場面を幾度も撮影している。その後徐々にそういう行動は少なくなって別の場所へ移動してしまったが、心ならずも無くなった事に対する環境の変化に慣らされたのだろう。環境の変化に対する順応性は非常に高い様だ。 
普通ヤマセミに見られるホバリングの高度とは全然異なる高高度で行っている。

これこそ、以前まさに此処にワイヤー架線が在った事を示す証拠なのだ。

ダイブは90%以上の確率で川の上流方向へ向かって行われる。

理由ははっきりとしているが此処では述べないでおく。


この時は途中で獲物が動いてしまったためダイブそのものを中止した。

そのまま筆者の前を横切っていつものように架線へと戻っていった。