一種類の野鳥を深く追及するのは、筆者自身がヤマセミに没頭しているのと同じで奥深い生態を追求するにはとても良い事だが、他の野鳥の動きも追って、ヤマセミとどこが違うのか比較観察をする事もお勧めしたい。
例えばウグイスとシメ、双方ともちょうど今観察撮影出来る野鳥なので比較しやすいが、この2種類の比較をすると非常に良く判るのではないだろうか?既に野鳥に関してはベテランの方はお判りだろうが、ウグイスはムシクイの仲間で主に藪の中で虫を食って生きている。一方シメは木の実・草の実・木の芽などを食べて暮らしている。
その特徴はくちばしの形状と顎の力だ。食べる物、つまり食性でくちばしの形状が全然違うのだ。同時に単独で行動するか、群れで行動するかも生態学上の癖、特徴が分かれて来る。実は撮影の際にこれを知っているか否かでチャンスをものに出来るか否かまで決まってくると言って差し支えないだろう。
春の野川沿いで撮影した野鳥をご紹介してみたい。カワセミに集中したお話はまた次回。
暖かさに誘われたのか早くもつばめが飛来している。考えてみれば「さくら」も「ツバメ」も国鉄時代の特急の名前ではないか!
カワセミ撮影に大きな役割を果たすのが此のつばめだ。理由は次回以降で!
桜にカルガモ!予期せぬ取り合わせにたじろぎながらシャッターを!
非常に珍しい桜にシメ!と思ったら花芽を食べていた。
一方でホトケノザの生える自然観察公園内では地上の実を食べていた。
ムクドリは菜の花バックにキュルルキュルルとうるさい事。
お約束のカワセミは菜の花バックに羽根広げでランディング。