しかしどうやら春先、繁殖期においてはその警戒心を別の何かが上回るようだ。5月の連休の頃、奥日光の戦場ヶ原では、このアオジが低い灌木のてっぺんに留まり声高に囀る姿を幾度も撮影している。しかし、今はまだ3月初旬、強い寒気のお陰で明日の朝は東京で1℃、郊外の三鷹では多分-2℃くらいにはなるだろう。アオジも人前にひょこひょこ出て来るにはまだ早いのではないだろうか?
1.5mの距離で逃げない理由は何だろう?散歩のおばさんなどがパンくずを上げたりして餌付けしてしまったのだろうか?アオジの餌付けなど聞いた事が無い。ヤマガラやシジュウカラは割に人懐こいのは知っているがアオジとなると・・・。
いつものヤマセミやカワセミのようなダイナミックな生態の野鳥と違う首都圏の野鳥を今日はアップしてみた。
見事に目の周りが真黒でBlack-faced bunting の名に恥じないマスク。
繁殖期前で精一杯採餌に勤しんでいるのだろうか?えらく太っている。
こちらのコンデジのレンズが気になるのか、じーっと見入っている。
逃げる気配は全然ない。コンパクトデジカメで此処まで寄れる。
講演の巡回員さんたちも驚きの表情で寄って来るが・・・。
足元近くでも逃げない此の平和さは一体何なのだろう?
こちらは同じアオジでも九州熊本、八代市球磨川土手のアオジ。
こちらは50-500ズームでデジタル一眼EOS-1Dxでの画像。こちらは三鷹のよりはるかに痩せていて、一見ベニマシコのようなシルエット。