2017年1月21日土曜日

この冬はジョウビタキが多い武蔵野。 There are many Daurian redstart coming to Musashino area this year.

 ジョウビタキほどオスとメスの差の激しい野鳥も居ないだろう。ルリビタキにしろキビタキにしろ、オオルリにしろ小鳥のたぐいはオスとメスの差が激しいのが普通だが、ジョウビタキは極端だと思う。

 何せオスの頭のてっぺんはシルバーだ。共にカタッカタッ、ヒッヒッと鳴くので同じ種なのだと判る程度。このカタッカタッ、ヒッヒッで熊本ではこのジョウビタキの事を「ヒンカチ」と言う。

 オスの方は距離8m以内には近づかないが、メスの方は下手をすると足元まで近寄っても目さえ合わねば逃げなかったりする。武蔵野野川沿いの自然観察園で今日出遭ったジョウビタキのメスは1.5mの距離で木道を通り抜けて逃げなかった。ジョギングする人の往来の激しい土手沿い道路でも、ジョガーが気が付かねば土煙を浴びながらも逃げなかった。若鳥なのか?

 暖かくなれば虫も飛ぶのでフライングキャッチするが、ここ数日の気温では虫も飛ばず、もっぱら地上で何かを拾って採餌をしていた。

今日最初の個体、野川土手沿いで

野川自然観察園内木道で別の個体


これまた3羽目の個体


本当は武蔵野のハケから見る富士山のダイアモンド富士は昨日もしくは一昨日だったのだが、両日とも雲に隠れて観られなかった。今日は頂上を接して沈んだので眩しいまま撮影は少し困難だった。