野鳥の動きを見ていると、特にそれが顕著に判る。鹿児島ではヤマセミが巣穴を整備しだし、人吉盆地ではムギマキの通過、ノビタキの通過がいつもより早い上、ノビタキは夏羽のまま黒い顔で人吉盆地に飛来した。
オオジュリンやノビタキに熊本で遭遇すると、とにかくマダラ顔なのだ。そういう少しいつもの秋とは違う今年の秋。関東でも相当驚くような状況があちこちで起きているようだ。
紅葉の始まりが都内で既に進んでいる。東京は都市部の気温がヒートアイランド現象で他よりも高いのだが、10月の高温の影響なのか急に気温が下がった郊外で紅葉が進んでいる、それもいつもより早く。モミジもイチョウも色づくのが早いようだ。
ジョウビタキ(渡り鳥)は関東においての冬鳥の目安だが、今年は10月末ごろ東京の西部、立川にある昭和記念公園で筆者は初見だった。
コゲラも留鳥でありながら、この時期に成るとジューィ、ジィーッとズボンのジッパーを下げたような声で飛び回っている。立川に近い小平市の市の鳥なので武蔵野では年中いるのだろう。
そのような中、武蔵野中心に見つけた少し変わった異常な秋をいくつかお届けしようと思う。北海道で大雪だというニュースを聴きながら、冬が近いという事を実感しだした今週だ。
ヒヨドリの数が急に増えたのが10月初旬
10月の終わりにジョウビタキがヒーッ、ヒーッ、カタッ・カタッと鳴き始めた。
こちらはオス。ヒッ・ヒッ・カタッ!という声で熊本ではヒンカチと呼ぶそうだ。
コツコツ・・・という音だけさせながら、採餌中のコゲラ
こちらはすぐ傍で別の個体、ジューィッ・・と言いながらすぐに移動した。
一部だけ紅葉しているタイプと
ブロックで紅葉しているタイプ、
もう終わりかけに見える紅葉など、さまざま。
一方で春先の花、ボケが咲いている、葉も出ている。完全な季節ボケ?
真夏の朝の花、ムラサキツユクサが11月頭に咲く異常?