今日の投稿はそんな中でもなかなかお目に掛かれない瞬間!スズメとヤマセミの鉢合わせだ。
球磨川は人吉のはずれ「渡」から峡谷部に入り、両岸は切り立った崖となるが、人歳盆地内でもいくつかの崖沿いに流れる場所がある。
今日の場面はいくつかあるその崖の一つ、矢黒の淵の南側の崖での出来事。
もちろん、撮影自体ヤマセミの動きをレンズは追っているからヤマセミが画面の中心だ。撮影後パソコンで画像を観ていて、何故かヤマセミが崖の横でホバリングのように一瞬止まっている数枚を見つけた。一般的にヤマセミがホバリングるのは殆ど魚を狙って空中静止する場合がほとんどだ。
しかし、この時は違った。わずか1m隣は崖、なぜこんなところでホバリングするのだろうと思って画面を良く観たら、左の方から何も知らぬスズメが飛んできているのが見て取れた。
この4カットを観る限り、ヤマセミはこのカット4枚の最初からスズメの動きを判っているようだが、スズメの方は直前まで気が付いていないようだ。
ヤマセミの存在を知った瞬間のスズメの驚いた姿がとても面白い!
右のヤマセミはすでに体が立ってホバリング状態に近いが左のスズメは力一杯飛んでいる。
様子見のヤマセミに対してスズメの方はヤマセミに気が付いていないと思われる。
此処で、スズメは上にヤマセミが居ることに気が付いたのだろう。体が立っている。
野鳥の飛翔スピードから考えると、こういう鉢合わせはちょっと考えられない。