事実そうなのだ。キジが日本の国鳥であることを知らない人が多いのにも驚いた。北海道のタンチョウが日本の国の鳥だと思っている方が、少なからず居られたのにもびっくりした。まあそうかもしれない、その国のシンボル、国鳥を食ってしまう国も余り無いだろうから。
似た様な国鳥を定めているのがネパールでニジキジがそれ。一方で食用になりそうな鳥を国鳥にしている国はフランス(法定ではない)とポルトガルが鶏を定めているようだ。一番多いのがオジロワシ。モンゴル、ジョージア(旧グルジア)、トルクメニスタン、キルギスタン、カザフスタン、アゼルバイジャン、それだけ広範囲に居るという事だろう。
キジの話に戻ると、キジは大きな体格のわりになかなか目につかない。これはキジが移動する時の「知恵」によるものだろう。あれだけの大きさであれほど派手な野鳥なのに人間の眼から見ると天才的な動きで身を隠している。上下迷彩服を着て、匍匐前進まではしないまでも、膝をついて身をかがめ、草むらで動かないでいると意外にすぐ傍を通過していくことが有る。今日の画像はその典型だ。
草むらや畑をじっくり見渡すと、このように顔だけ出しているのを発見できる。
移動する時は極めて腰をかがめて動くので、なかなか見難い。
見晴らしの良い所で危険を感じて走り出したキジ!
助走をつけて羽ばたいた!これは結構珍しい。いきなり飛び出す事が多い。
そのまま離陸して川幅30n程の万江川を超えて行った。