一方、ヤマセミに限らず他の野鳥も、同じように人間を避けて支流に集中!そんな中、イソシギが白い蝶を追いかけまわし、挙句に口に咥えようとして逃げられる場面に遭遇、撮影した。多分今年生まれの幼鳥なのではないだろうかと思っているが定かではない。
球磨川支流の万江川(まえがわ)に段差4m程の堰が幾つかある。その一つを小雨の中車の中から探鳥中、イソシギが突然こちらの車めがけて飛んできた。キョロキョロと何か妙な動きをするのでいったい何だろうと思ったら、白いチョウを追い回しているのだった。イソシギは目に入っているが、白いチョウの動きはまるで目に入らなかった・・・というより、大体イソシギとシロチョウが連動しているなどとは夢にも思わない。普通そうだろう?ひょっとしてマジに餌なのか?
事実は小説より奇なり、そのままの偶然遭遇だ!
堰の上から飛び立つイソシギ
まっすぐこちらへ飛んできた!
チョロチョロ野鳥としては非常に不自然な動きなので、いったい何事?と思った。
白いチョウを追いかけていたのは、あとで画像を見て初めて判った事。
撮影中はもちろんこの白いチョウとイソシギがリンクしている事など想像もしていない。
コンクリの堤防に留まったシロチョウににじり寄るイソシギ。
蝶の後ろから迫り・・・。
あろう事か!咥えようとしている、シロチョウ危機一髪!
自然界の不思議が此処にある!数百分の一秒の差で逃げた右の白いチョウ!セーフ。