2016年6月30日木曜日

大雨増水の球磨川流域、ヤマセミは何処で採餌?  When Kuma-gawa basin is a rise because of the heavy rain, where is the greater pied kingfisher foraging point.

 南九州の大雨が止まらない。球磨川流域は物凄い増水状況だ。普段ウォーキングしたり、ランニングする堤防下の通路も冠水し、いつもの散歩する人の姿が全く見えない。その後続いた雨の影響で、更に水位は上がっていると思われる。
 一旦此処まで濁った流れが上昇した場合、球磨川・川辺川の濁りが取れるには10日以上掛かる。4年ほど前の熊本県北部豪雨の際は2週間かかって清流が戻った記憶が在る。

 こういう時の野鳥たちの採餌はどうなっているのだろう?まずは長雨で餌を獲れなくて大声で叫んでいるアオサギやトビをご覧頂こう。

トビもアオサギもやたら大口を開けて鳴きわめいている。

水量の多い濁流時、ヤマセミは一体どこで採餌するのだろう?




普段は乾燥した中州などもすっかり水没している。

答えは細い細い支流だった。こういった時にはヤマセミは田んぼの用水路ですら採餌する。細い、狭い小川で採餌する事が多いので撮影は極めて難しい。


2016年6月28日火曜日

梅雨空を見上げるツバメたち。 Many swallows looking up rainy sky.

 遠い南九州の雨が激しい様だ。梅雨時期の雨には慣れっこの南九州も、秋の台風シーズンに向けて豪雨・洪水との戦いは今後も続くのだろう。
 卵が出来たというので期待して居たら、まだ台風は発生していないという。史上1~2を争う発生の遅さらしい。

 北海道を除く日本は6月~7月中旬は梅雨のシーズン。東南アジアで言う所の「雨期」だ。この時期野鳥観察は雨でなかなか難しい。しかし雨の中でもそれなりに野鳥の生態は観察できそうだ。

 結構しっかりとした雨の中、偶然低い電線にツバメが来てくれたので撮影する事が出来た。恨めしそうに雨空を見上げてくれて注文通りの画像が撮れたが、よく考えたらツバメが「早く止まないかなこの雨!」等という訳が無かろうに。たぶん上空から狙っている猛禽類を警戒しているのではないだろうか?
 




いずれも今年生まれの若鳥かも知れないが、軒下などで雨宿りはしないのだな。




2016年6月25日土曜日

団塊世代が英国のEU離脱を視て思う事。 Baby-boomer think something about UK's leaving EU.

 英国のEU離脱のニュースで一昨日は一日中テレビのニュースに釘付けになっていた。直前まで離脱派と残留派の拮抗した比率を視ながら一つの疑問が頭に浮かんでいた。
 それは、国民投票ってキャメロン首相もリバプールのマージー河のフェリーボートの船長も同じ価値の一票だよな?あるいはスコットランドのタラ漁の漁師も羊の牧場主も、午後のお茶だけが生きがいの年老いたお婆ちゃんも一緒なんだよな?…と思ったのだ。

 キャメロン首相や国会議員たち、シティと呼ばれるロンドンの金融街で毎秒ごとに上下する為替や株の売り買いをしている頭脳労働者も、羊の数を数えて減っていないと安心するだけが仕事の牧童も、やっと編み上がったと肩の荷を下ろすアラン島のセーターを編んでいた老女も全く同じ条件で英国の行く末に貴重な一票を投じたわけだ。

 しかし、しかしだ。英国がEUに入ったままでいる事と、離脱してヨーロッパ・コンチネンタルと違う行き方をすることが一体どう違うのか、投票する全員が同じレベルで理解しているとはとても思えなかったのだ。
 どの国でも、その国の行く末を決めているのは選挙で選ばれた議員や、頭脳明晰な官僚だったり、大手企業人、金融関係者、日本とは大違いの賢いジャーナリスト達だろうと思う。そうしてその頭脳労働者たちはその国の人口ピラミッドの10%ほどしかいないと思うのだ。

 一方で毎日午後3時の茶だけが生きがいの住宅街のお婆ちゃんや、1次産業2次産業の労働者階級の多くの人口はピラミッドのほぼ大多数を占めていると思うのだ。こういった国を形成している人口ヒエラルキーのピラミッドの上の方の政治・経済・産業界の現役のごく一握りだけが、EUとの関係を熟知しており、離脱したらえらいことになると理解していたのではないだろうか?

 という事は、普段から株も持ち、必死になって投資をしてEUとの経済関係を心配しながら残留に票を入れた、頭脳労働者達と、日常的には「最近大陸やアラブから来た移民たちが不気味で嫌ーねぇ、うちの息子の仕事も移民のおかげで取られちまってさー。」という、株も投資も関係なくごく自分の身の回りの生活環境の変化を嫌って離脱票を入れたお婆ちゃん達が戦ってしまったと言う訳だろう?

 しかし、国民投票というもの自体そういうことになりかねないという予測を、キャメロン首相はしなかったのだろうか?

 単純に考えても、英国にあるトヨタや日産の工場、あるいは日立の鉄道車両工場も、部品や間材はヨーロッパ大陸から英国へ運び完成させ、製品となった車や鉄道車両を再びヨーロッパ大陸のEU各国へ輸出しているのだろう。
 これは英国がEUに加盟しているからこそ関税がなくて済んでいるのに、英国がEUを離脱してしまうと、部品輸入で10%完成品輸出で10%の関税がかかるから、あっという間に赤字になる。

 したがって、離脱した今、多くのこうした立場の企業はヨーロッパ大陸側に主要工場を移すだろう。それが現実になった途端、今までの英国地元の工場労働者たちは失業し、路頭に迷い、こんなはずじゃないと思うだろう。この先、英国国内の不満(実はよく考えもせず離脱票を投じた結果なのだが)が爆発する時が、今回の国民投票の本当の結果が出るときだろうと思う。

 もちろん、結果判明後、盛んにメディアが論じたスコットランドの再独立運動も高まるだろう。

 他国の話とはいえ、英国はBEATLESやリバプールサウンド、イングランド・サッカーで意識の上では団塊世代には非常に身近な国だ。今後も此の英国のEU離脱で何が起こるか注視したいと思う。

  

2016年6月24日金曜日

緊急速報!「ヤマセミを人吉市の鳥に!」が具体的に一歩前に進んだ! The movement of 'Let's make a Crested kingfisher the bird of the symbol of Hitoyoshi-shi !' was one step forward today. 

  3日前のこのブログで掲載した「ヤマセミを人吉市の鳥に!」の運動が地元の新聞に掲載された事で晴れて具体的に公になった。参院選のスタート、熊本地方の大雨被害、英国のEU離脱問題などでマスコミメディアが取材しても、直ぐに掲載されるあては無かったが、地元の人吉新聞は見事にまとめた記事で今日掲載となった。関係各者の努力の賜物だろう。
2016年6月24日付人吉新聞 掲載記事

 この地元にお住いの古江さんが中心に始められた地道な運動は、筆者もよそ者ながら6年前から応援をしてきただけに、心の底から悦んでいる。人吉市の市長さん訪問時にはもちろん現場に駆けつけられなかったが、こうして具体的に提案した行動が掲載された紙面を観るとほっと安心する。

 現在、ヤマセミを市の鳥に制定している自治体はNHKの「ダーウィンが来た!」でも有名になった北海道の千歳市、新潟の胎内市、岡山県の高梁市など3市のみ。しかしそのどの市でも街中でヤマセミを観る事は不可能だ。余程山奥の民家のないポイントで、車の中からもしくは物陰に隠れるかブラインドと呼ばれる迷彩柄の一人用のテントに隠れて観察しないと警戒心の強いヤマセミはあっという間に逃げてしまう。

 このような状況下で、人吉市のヤマセミは市街地のど真ん中を流れる球磨川の堤防から観る事が出来る。勿論ツバメの様に朝から晩まで飛び交っている訳ではなく、繁殖期以外は早朝、日の出から3時間と日没前1時間程度だ。たとえ熊本県内でも昼間日帰りで簡単に観察出来るという訳にはいかないが、一泊して朝早くから観察すればほぼ間違いなく写真撮影も可能だ。
鮎刺し網漁の干し網に留まるヤマセミつがい。

国交省土木事務所の河川監視ライブカメラに留まるヤマセミ。

ウォーキングの地元の人から50mの距離でも逃げないヤマセミ。

旧跡・人吉城址の塀に留まるヤマセミ。後ろは通学の子供たち。

ヤマセミが好きな野鳥愛好家、ヤマセミに限らず野鳥全般の愛好家の希望だけではなく、実はこのヤマセミが人吉市の二番目の「市の鳥」に制定されることで、人吉市の観光活性化を非常に大きく前に進ませる事が可能なのだ。

 その関連の一つが4月23日にこのブログで取りあげたJR九州の来春から運行が始まる観光列車「かわせみやませみ号」だ。
※ http://yamasemiweb.blogspot.jp/2016/04/blog-post_23.html

 現在、八代市と球磨村のシンボル鳥は「カワセミ」だ。せっかくJR九州が球磨川沿いに走らせる観光列車を「かわせみやませみ号」と名付けてくれたのに、終点の人吉市のシンボル鳥が梅園が在るという理由で定められた「ウグイス」でしかないのはいかにも残念。ウグイスももちろん相応しい野鳥だが、全国的に視て唯一無二の街中で観られる深山の野鳥ヤマセミを追加で2羽目のシンボル鳥にする事が出来れば人吉市に大きな利益を生むだろう、間違いない。
人吉新聞に掲載されたJR九州の「かわせみやませみ号」記事。

 北海道の千歳市の場合、市の鳥はコウライキジとヤマセミだ。他にもシンボル鳥が2種類定められている自治体はいくらでも在る。此処でウグイスに加えてヤマセミを人吉市のシンボル鳥に制定する事で色々な展開が可能になる。

  熊本地震から2か月が過ぎたばかりで、未だに苦労されている被災者からは「市の鳥だぁ?何を考えているのだ?」と言われかねないが、人吉市も甚大な被害を被った。市役所は使用不能となり数か所に分散して執務せざるを得ない状況。史跡の人吉城址の塀も瓦が落ち物理的被害は街中のあちこちに存在する。一番の影響は観光客の激減だ。SL人吉号の乗客、名物球磨川下りの利用客も激減しており、地震前の水準に戻すには数年以上掛かると言われている。

 此処で官民一体になって、人吉の地震からの復興を起こすきっかけに、このヤマセミがシンボル鳥になってくれれば最高だ。

 山奥の盆地の観光活性化をその地域だけ単独で行おうとしても、まず難しい。アンデスの山奥の空中都市マチュピチュとまでは言わないが、球磨川の深い峡谷を抜けて突然目の前に広がる人吉盆地は、日本でも珍しい盆地気候・盆地独特の生物生態系が存在し、もちろん盆地文化・独特の食文化も存在する。

 野鳥愛好家垂涎のアカショウビン(別名・火の鳥)なども盆地のあちこちから鳴き声が聴こえる。筆者も一日に全然違う3か所で鳴き声を間近に聞いた経験がある。何と住宅街の傍の崖の上で2羽が鳴く声を聴いた。証拠写真を撮られた方もいる。

 こうした独特の環境下にある人吉市なのだ。観光素材は山ほど存在する、しかし地元の観光業に従事している方々は、なかなかその魅力に気が付いていない。いわゆる宝の持ち腐れ?

 これらの課題、問題を解決する引き金になるのが「「ヤマセミを人吉市の鳥に!」の運動だと認識している。今日の新聞掲載によって嬉しい事に今後の展開から目を離せなくなった。
 

 

団塊世代が感ずるオリックスレンタカーが1流になれない理由。 We baby-boomer think Orix car rental company is not good.

 ヤマセミの生態観察・研究の為、年間10回も南九州へ通う身としては現地で借りるレンタカーが占めるコスト的、サービス的内容は非常に大きなものが在る。滞在日数50日として換算するとレンタカーコストの一日1000円の差はトータルで5万円にもなり、宿泊費換算で8日分、食事代にすれば3週間以上の食費に相当する。

 人吉に通い始めた2010年以来、トヨタレンタカー、ニッポンレンタカーを使用し、昨年後半からオリックスレンタカーを使うようになった。理由はコストが安いのが一番だが、鹿児島空港営業所にしても熊本空港営業所にしても店頭の担当者のテキパキとした客対応が印象深かったからだ。
オリックスレンタカーの鹿児島営業所はターミナル正面で歩いて行ける。

 しかし、今回いつもの通り荷物を鹿児島営業所に送った後、前回も気になっていた事をネット上の問い合わせコーナーからこちらの氏素性を入れて訊いてみた。内容は何故オリックスレンタカーは全国各営業所の詳細ページには郵便番号が表示されていないのか?という簡単素朴な疑問だった。
オリックスレンタカーの営業所の住所には何処を探しても郵便番号表示が無い!

 基本的に日本国内においては企業や団体がオフィスもしくは連絡先住所の表記をする場合、郵便番号を併記するよう推奨されており、日本中の企業なり団体・学校・施設が所在地表記をする際必ず郵便番号を表記している。

 トヨタ、ニッポン、日産、バジェット、ニコニコなど他のレンタカー屋さんのネット上の営業所ページの住所には全て郵便番号が表示されているのに、オリックスだけは只1社表示が無いのだ。これだけ見ても郵便番号の表記が無い事が如何に普通ではないという事は判って頂けよう。一般常識に欠けた企業だと言わざるを得ない。

トヨタレンタもニッポンレンタも住所に郵便番号表示は在る。これが常識だろうと思う。

 テレビ番組の制作・取材チームほどではないが、10日間レンタカーを借りてヤマセミの生態観察・撮影をするにはそれなりのカメラ機材や衣類その他の入ったスーツケースが必要だ。従って全装備として大型スーツケース×1、大型望遠レンズケース×1、大型可動カメラケース×1、デイパック×1が筆者一人の装備になる。
 従ってこれらを自分のフライトと同時に手持ちで運ぶとなると、物理的に無理である事と超過料金が発生する為、7年前レンタカーを借りるようになって以来現地空港のレンタカー営業所にあらかじめ荷物の大物を送って置き、車を借りる日にピックアップしていた。

 現実的には現在もオリックスレンタカーの鹿児島営業所には日々、ゴルフバッグや利用者の荷物、あるいは段ボール箱などが数多く届いている。オリックスレンタカーの現場店舗では利用客の利便を計り、非常に丁寧で親切な対応をしてくれている。だからこそ筆者は最近はいつも此の対応を気に入ってオリックスレンタカーを借りているのだ。
6月26日のオリックス鹿児島営業所の事前受け荷物。2個は筆者の物。

2日後、6月28日の事前受け荷物。ちゃんと利用者達の荷物は受けている。

 借りる際は毎度必ず事前に借りる空港のレンタカー営業車に電話して荷物を送る旨伝えている。今まで3社で計50回以上借りているが、過去一度も拒否をされた事は無かった。オリックスレンタカーにおいてもしかり。

 そういう現状の中、今回は郵便番号をまた調べ直して送り状を書かねばならない2度手間を憂いて、 軽い気持ちでオリックスの問い合わせページから郵便番号を他のレンタカー屋さんと同じように表示してほしいという投書をした。
 
 そうしたら、いきなり電話がかかって来て「当社では各営業所の判断に任せてはいるが、基本的に営業所宛にお客様が荷物を送る事を禁止している、したがって郵便番号を表示していない」と高圧的な口調で言う。これは録音しているので何度聴き返してもそう感ずる。

 そこで、ではなぜ荷物の先送り・預かりを受けていない旨借用の際のルール・決まりに定めていないのか?その旨の表示はネット上には一切ない。普通はほとんど見ない「よくある質問」にもない。では何故郵便番号を省いた住所だけを表記しているのだ?と訊くと、しばらく間が在って、住所表記はお客様に営業所までお出で頂くのに必要なのでと言う。

 住所のみ表示の件を百歩譲って、はたして鹿児島空港に空路到着した利用客が空港の目の前に看板が見える営業所に、この住所を頼りに行くだろうか?空港のカウンターで指示をされるレンタカー営業所へ運んでくれるマイクロバスの停車場で巡回バスを待ち、それに乗っていくのが普通だろう?筆者は慣れも在るのでマイクロバスを待たずに歩いて駐車場を横切ってオリックスの営業所まで行っているが・・・。

 なかなか来ない巡回バスを待つならターミナルから目視できる営業所まで歩く方が早いと思うのは数回目の客にとっては普通の事だ。

 たぶん想像の域を超えないが、郵便番号を表記しなかった(実は単純ミスの様な気もしている)言い訳を営業所で荷物を預からないという事で納得させようとしている気がした。あまりに現場の苦労を知らないデスクワークしか知らない新人の担当者だったのだろうか?もしそうであれば、そういうお客とのコミュニケーションをする部署にこのようなレベルの低い担当者を置くオリックスレンタカーの資質を疑わざるを得ない。

 説明を聞くとオリックスでは過去において預かった荷物に関してトラブルが発生し裁判沙汰になったトラウマが在るらしいが、それは営業所での管理体制とセキュリティ不備の問題だろう?前回5月も送った2個口の荷物は待合室の客用の椅子の隅に、誰でも持ってけるような場所に無造作に置かれていた。

 しかし、そんなことが郵便番号を表示しない理由になるのか?郵便番号を表示しなければ利用客が手荷物を営業所に事前に送っておく事を防げるのか?どう考えても、その場しのぎの屁理屈に近い。

 この返答を聴いたとき最近辞めさせられた舛添元都知事の言い訳にどこか似ていると思った。電話の相手が舛添タイプの言い逃れ人間では論理立てて話をしても仕方がないと思い、この担当者にはそれ以上は追及しなかった。この際担当者の名前を公表しても良いが、今回は武士の情けで表記しないでおこう。今後悔い改めることを期待して・・・。

 結論から言えば大きな荷物、数多い荷物を持ったお客はオリックス・レンタカーでは対応しない、事前に営業所に送られてトラブると困るので、ほかのレンタカーを利用してほしいという事だろう。しかし、どう考えてもそれは担当者個人の考えで、会社としての企業理念・経営方針では無い様な気がする。

 以前良く借りていたニッポンレンタカー熊本空港営業所の前・林所長(福岡空港に栄転)の行き届いたサービスが想い出される、オリックスとは雲泥の差だ。

 さっそく、良くレンタカーを使う野鳥仲間12名にこの事を詳細に説明した内容のメールを送った。
 筆者がオリックスレンタカーが親切で安いぞ!と薦めた責任上、仲間に似た様な嫌な思いをさせたくなかったので・・・・。
 うち4名はブログ上でこの事件を情報拡散すると言ってくれた。同時に今後もオリックスで借り続けて、その都度問題が在れば、営業所カウンターで論議して説き伏せたいと頼もしい事を言っていた。 

 客商売の会社側から見ると消費者・お客は相当我が儘なものだ。それに如何に対応するかで過当競争の企業勝負が決まる。何処かの宅配便屋がTVコマーシャルで「お客様の我が儘をすべて運びます!」と言うのが在ったほどだ。

 多少のコストの高低であれば、不便・嫌な思いをしないで済むレンタカー屋を選ぼうとするのが客側の心理だろう。勿論今回限りでオリックスを使うのは止めよう等と短絡的には思わない。
 こちらはお客だ。客離れはこうしたちょっとした事が原因で起こる事をまだオリックス本部は判らないようだから、しっかりと利用客の期待を理解させようと思う。勿論、その場逃れの言い訳ばかりする上から目線の窓口担当者にお灸をすえてもらおうとは思う。

 これがいつまで経っても、オリックスレンタカーが利用客にとって一流の企業に成れない理由だ。しかもこれは何も団塊世代に限った事ではないのは当然だ。

 当日、実際に借りる営業所の方々が申し訳なさそうに謝ってきたが、彼らは一つも悪くない。本部のほんの一部の現場を知らない無能者のお陰で肩身の狭い思いをする現場の彼らが可哀想だ。オリックスレンタカーの自浄作用を期待したいと思う。

2016年6月23日木曜日

梅雨の晴れ間はブッポウソウ! Broad-billed Roller flying actively in a rainy season.

 今年の梅雨は「陽性」だという。台風がまだ一個も発生していない中、雨だけはジャンジャン降っているのに東京地方の水瓶・貯水量は15%程度だという。都会で降って山に降らず・・・。どこかおかしい今年の夏だが、ブッポウソウだけはいつもの年同様元気に飛び回っている。

 今日は能書きはいい加減にして、画像をお楽しみいただこう。架線や鉄橋に留まっているブッポウソウも良いが、やはり飛翔中のブッポウソウはそのカラフルさも相まって非常にカッコいいと思う。








此の月末から再びブッポウソウに逢いに行く予定だが、子育ては真っ最中だろうか?育雛中であれば途切れなく空中採餌の様子を観察できると思われる。







団塊世代同期の代表的な2名が人生を終えてしまった。 Two famous baby-boomer finished there lives.

  遠い昔小学校時代2度逢った事が有った鳩山邦夫が亡くなったという。蝶の研究者・収集家として知らない者はいなかった。
 小学校時代何故逢ったかというと、我が父方の祖母が鳩山薫さん(邦夫氏の祖母)が学長をしていた共立女子大学の付属大日坂幼稚園の園長を勤めていた御縁だ。数度音羽御殿と言われる鳩山邸へ連れていかれた。都電江戸川橋から坂を上った所に在る大日坂幼稚園(まだ現存)から音羽の鳩山邸まではそう遠くなかった。

 その頃から鳩山邦夫氏は大きな補虫網を振り回して走り回っていた記憶が在る。筆者は小学校1年の夏休みに父親の仕事の関係で北九州の小倉市に引っ越したためそれきりになってしまったが、付き合いが続いていたらまた違った人生になっていたかもしれない。祖母はその後も大日坂幼稚園の園長(正式には鳩山さんが延長で祖母は副園長)を続けた。

 クシャミ3回「ルル3錠」でコマーシャルに出ていた高見エミリーを嫁さんにして、団塊世代の男共を羨ましがらせたが、その後しばらくして二人の姿を観たら、何故だかあまり羨ましくなかった。

 一方で、散々メディア・マスコミに叩かれ、バッシングを受けた舛添要一元都知事が一言も述べずに都庁を去った。その後もマスコミは舛添氏のネタでワイドショウをやっていたが、それも昨日まで。参院選に入った今は完全に選挙モード。この舛添要一が出た北九州の八幡市はこちらが引っ越した小倉市の隣だ。今は当時の北九州五市が合併して北九州市になっている。
NHKの「時論公論」ではあまりにメチャクチャな風刺漫画で報道された。


 だから色々な意味で、筆者はこの同い年の鳩山邦夫氏と舛添要一氏とはご縁があるのだ。

 参院選が始まって実は一番安心したのは、舛添を問い詰め追い出した都議会議員達だろう。メディアの追及の矛先は、舛添君など問題にならないほど公私混同、税金の無駄遣いをしている都議たちに向いたからだ。

 また改めて、この二人に関してはこのブログで取りあげようと思う。



で、今日のヤマセミは子育てに目途が付いて、久しぶりに揃ってつがいで飛ぶヤマセミの夫婦かと思いきや、母親と息子という珍しい並走の様に見えるのだが確信はない。



親子の飛翔訓練の場合はこれほどくっついて飛ばないので、つがいの様な気がするのだが違う様な気もする。たまにはこういう観察が在ってい良いだろう。


 

2016年6月22日水曜日

「ヤマセミを人吉市の鳥に!」というプロジェクトが一歩前に進んだかもしれない。 Let's make a Crested kingfisher the bird of the symbol of Hitoyoshi-shi!

 このヤマセミを中心とした野鳥の生態観察ブログを開始した2013年の遥か前、2010年頃から、人吉の野鳥観察者の間では「ヤマセミを是非人吉の鳥に!」という願いが在った。
 理由ははっきりとしている。全国でただ一か所、奇跡的に都市の街中ど真ん中で飛び交うヤマセミを観ることが出来るのが此処人吉市なのだ。

 その人吉市において、願いの中心人物は街のど真ん中を流れる球磨川の土手沿いにお住いの生粋の人吉っ子、古江之人氏(1936年生まれ)だ。
 古江さんは20世紀の頃から球磨川流域の野鳥観察を続けておられ、学術的にも非常に貴重な野鳥生態観察・撮影をされている方だ。定点観察の詳しい野鳥観察記録本も出版されている。

 筆者が2010年最初にヤマセミを生で目視した日、宿泊した宿のフロントに広げられていた「人吉の野鳥観察マップ」の制作者でもあり、筆者の人吉における野鳥観察の大師匠だ。2010年以降、事在る毎にこの「ヤマセミを是非人吉の鳥に!」を具体化したいという話が少しずつ進んできて、筆者も微力ながら遠くから応援して来たが、ついにこの度有志の想いがまとまり、一つの具体的な動きに成った。

 今から4年前の2013年の愛鳥週間の地元新聞にその途中経過とも思える取材記事が掲載されている。
地元の人吉新聞の記事。写真は中心的に運動を進めてこられた古江さん。

 このヤマセミの魅力は、その警戒心の強さ、縄張りを守る為の闘争心の強さ、豪快にダイブして泳ぐ魚を水中で捕らえ丸のみをする大胆さ・・・などだろうか。野鳥好きの間でもなかなか出逢えない鳥として、常に人気ランキングの上位に入っている結構有名な野鳥だ。

 このブログでも、全面的に遠い東京の空の下からこの動きを応援してきた。インターネットのすばらしさは、こうした遠い人吉の動きを遠い東京からサポートできるという事だろう。

 今日一つ駒が進んだことで、「ヤマセミを是非人吉の鳥に!」実現が夢ではなくなってきた事を確信している。

 今日の画像はそのヤマセミの幼鳥達の自由飛翔の様子。まだ親からの給餌をアテにしなければならないが、飛び回るのはもう自由闊達に出来て居る様だ。
日に日に飛翔力は増し、力強くなっていく。


水面ぎりぎりに飛ぶヤマセミは川面を観ていればすぐその存在が判る。

幼鳥達のしぐさを望遠レンズで覗いていると、一日中飽きることは無い。

5羽が一度にまとまっているが、どうやらH鋼の右の根元で後向きが親らしい。