2016年2月5日金曜日

田貫湖でカワアイサのファミリーに接近遭遇! I met family of Common Mergansers again at Lake Tanuki , where west side of Mt.Fuji.

 2月2日(火)にこのブログで紹介したカワアイサとミコアイサだったが、翌日再び早朝探索してみたら、予想どおり静かに入り江の奥に隠れていた。なんと!6羽も。2羽の雄と4羽の雌が連れ立って一家を構成していた。

 湖というより、大きな池、もしくは沼と言った感じだが、いろいろな水鳥が飛来しているようだ。3年ほど前はこの富士五湖エリアで繁殖中のカナダガンが20羽以上でたむろって居た。今年はどこか他の湖に居るようだ。

 真冬の平日という事で観光客も少なく、静かに観察できる環境が良かったのだろうか?広い湖面の真ん中附近ではなく、西の入り江の奥の方に潜んでいるのを遠くから発見。500mmf4×1.4エクステンダー装着と50-500Zoom装着のフルサイズを2台手持ちで運びながら湖畔道路を静かに撮影出来そうな場所へ向かった。いつもの通り三脚は使わない。

 結局、5~60mで観察し、少し離れて撮影を行った。

静かに、しかしスピーディに移動中のつがい。

前を行くオス。首から上は濃い緑色なのだ!黒だとばっかり思っていた。

後ろから付いていくメス。

6羽全部を一緒に撮影はなかなか出来ない。

リラックスしているからこその羽ばたき、メス。

お返しにこちらはオス。合図を送っている様な気もする。

 これで勢ぞろい、6羽のファミリー。充分満足したので30分程で引き上げた。その後、15分くらいして朝11時頃高さ30mほどの高度を6羽で飛んでいるのが見えた。多分、隣の日本大学の生物資源科学部施設「富士自然教育センター」の池などに移動したものと思われる。これは3年前もその方向へ1羽だけ飛去したのを目撃・撮影している。

 この日本大学の施設は極めて閉鎖的で、外部の人間、それがたとえ他の大学の研究者であっても中へ入れてくれない。東大の都内小石川植物園や日光植物園をはじめ、他の数多くの大学の自然観察園などの施設が非常にオープンで、一般に入園を公開しているのに比べると、極めて排他的で異質だ。

 園内が結構広い為、入場者の危険管理に目が届かないと言う理由は想像できるが、教育機関としての質・レベル・品格の差だろうと思う。問い合わせた際の高圧的で上から目線の対応を見る限り、教育理念がどこか根本的な部分で違うのだろう、あるいはそのようなものは無いのかもしれない。