歴史を紐解くと、あの米国海軍提督ペリーが大西洋・アフリカの喜望峰・インド洋を経由してマカオ・香港・上海を経由し琉球の那覇に上陸した時の日記・記録が素晴らしい。「今までの秩序無く汚い中国各地と違い、何と整然と秩序に覆われた所なのだこの琉球と言う国は!ゴミ一つ落ちていない綺麗な町並みのなかで、慎ましやかで控えめな人々と文化は中国や東アジアとは全然違う。今まで見た事がない民族だ、素晴らしい!」という内容で綴っていると言う。
それが、日本の浦賀に着た時には「琉球以上の秩序で、身分によって区分けされた整然とした町並みの中で常に笑顔の耐えない日本人、それでいて恐ろしく切れ味の良い武器を身につけた武士達も、決して好戦的ではなく礼儀正しく対応するこの不思議には戦慄さえ覚える」となる。それほど日本人の佇まいや行動は西洋人には驚異に映ったと記されている。
だから数百年間他国と一切同盟を結ばなかったあの誇り高き英国が、いきなり東洋の神秘の国「日本」と初めての「日英同盟」を結んだ事は、世界中を驚かしたのだろう。強国ロシアに勝った事、その戦争費用を日本に貸してきちんと返した事等、あの英国人が認めた日本人の「歴史もあり、勤勉できちんとした性格・常識」はこういう大雪(雪国では取るに足らない量でも)の交通混乱にも動じないで黙々と列を作って都心へ向かう、仕事場へ向かう事に表れるのだろうか。
大事な会議があるからと、遅れた列車の非常ボタンを押して降り、勝手に線路を歩き始めるような自己中心の大馬鹿者もいる事はいるが、概ね「マナー、一般常識、人への迷惑を抑える」日本人は世界でも稀有な国民性なのだろう。
しかし、最近気になることがある。電車のホーム乗降でトラブルが起き始めているのだ。降りる客の動作が昔と比べて異様に遅く、乗ろうとする客とドア附近でぶつかり合うのだ。降りる人が降りてから乗り込むという、今までの日本の常識が崩れ始めている。これは外人観光客が増えたからではない。明らかに日本人乗客の降車動作が鈍くなっているからだ。
調べてみたら判った事がある。電車ではなくバスにその原因が在った!
最近郊外のバスでは通勤時間を過ぎると、その乗客の殆どが高齢者だ。下手をすると全員が高齢者だったりする。そういった高齢者がバス内で急ブレーキや急ハンドルにより転倒し怪我をすると人々はバスの運転手やバス会社を責める。メディア等は火が付いた様に騒ぎまくる。
バス会社はこれに対抗して車内アナウンスで「バスが完全に止まるまで席を立たないでください」と繰り返す。勿論録音だから四六時中、停留所ごとに車内放送で繰り返す。通勤時間帯でも繰り返すから若者・学生・サラリーマンもこれらを聴いて刷り込まれている。
この刷り込みのお陰で電車の中も同じだろうと皆が勝手に解釈して、知らぬうちに電車でも駅に完全に止まってから席を立つ。満員でも、そうでなくても停止してから腰を上げる、荷物を網棚から下ろす。
乗り込もうとする客は空席めがけて我先に殺到する、最近は学校で教育しないから学生も老人を押しのけて座ろうとする。この流れがドア附近でぶつかって混乱しているのだ。そのうち大きな事件が起こると見ている。メディアはこれに気が付いていない。バス会社も鉄道会社も気が付いていない。ホームに転落防止の自動ドアが付いたら余計酷くなった。ゲートが開けば突進するのは馬だけではない、動物の本能だろう?
東京は暫く低温が続くから雪は暫く残るだろう。雪の中の野鳥撮影に出かけてみたい。
雪の混乱に乗じて話が広がってしまったが、今日もカワセミの連続写真をご紹介。
これは熊本県八代市のある場所での撮影。地元にお住まいの野鳥観察者のハイドから撮影させて頂いたもの。距離10m位だろうか?近すぎるのも逆に撮り難いが手持ちでこれだけ撮れればもう最高だ。ヤマセミも留まりそうな人工止まり木だが此処には居ない、しかし生態観察には良いかもしれない。