ほんの1分間の間に4回ダイブを繰り返している。逃がした獲物を上空から追いかけて再度アタックしたものか、はたまた気分が高揚してはしゃいでダイブしたのか知る由もない。
または、最初のダイブが失敗に終わって切れてしまい、苦やしまぐれの八つ当たりなのかもしれない。ヤマセミにも喜怒哀楽の感情があることは観察していて充分理解しているが、これ程行動に反映するのも珍しいと感じた。
この早朝の撮影時は、このダイブの10分後、超大物をゲットして相当苦労しながら飲み込んだ場面を収録できている。双方の生態観察記録は次回のヤマセミ生態観察写真集に掲載予定。
一旦採餌ダイブを行った後、真上に上がる癖を持つ矢黒のメスである事はすぐに判った。
水面を見ているからには採餌行動であるのは間違いない。
このホバリングはカット数と秒間コマ能力を掛けると5秒間ほどだった。
ホバリング姿勢からダイブに移る瞬間!
狙いを定めて急降下。
獲物が水中で動いたらしく体の向きを変えつつ・・。
体をひねってダイブした。くちばしを開いているので採餌行動であることは明らかだ。
果たして成果はどうだろう?
結局最初のムキから裏返しでダイブした。
このダイブにはこの後まだまだ面白い動きが記録されている。明日掲載予定。