北海道東部における野鳥のオーソリティ・ネイチャーガイドの方の説明で、世界各地から絶滅危惧種のオオワシとオジロワシを撮影に来る事を知り非常に興味も沸いた。このネイチャーガイドの新谷氏がこのオオワシの撮影を是非と勧めてくれたのも背中を押してくれた。風連湖から根室半島一帯にはオオワシはそれぞれ自分のテリトリーで採餌を行い、氷結した風連湖その他の湖水でやっている氷下漁の雑魚を狙うため待っている場面にも出くわせるとアドバイスを下さった。
なるべく大自然の中での撮影をしたいので、知床の羅臼のような餌さ撒き観光船から流氷の上で投げた餌を争うようなオジロワシとオオワシの撮影はしたくないと思った。一人当たり1万円以上ものお金を徴収し腐った魚の内臓などを投げる事で知床の「流氷」と「オオワシ」を撮らせるという演出はどこか馴染めないものを感じたのだ。シマフクロウに至っては温泉宿が餌付けに成功したとかで撮影するだけで3000円、宿は1年前から予約で埋まっているという。この手に関しては色々な意見や考え方があるので良い悪いは一概には言えない。ただ自分的には好きではない。大体流氷の上に死んだ魚がいくつも乗っているというのが不自然だし、大体意味も無くオオワシやオジロワシが流氷の上に居るわけがないので画像としても決して自然ではないのだと思う。
こういった件はまたじっくり自分の意見を述べることにして、今回のツアーの画像を順次アップしていきたい。まず1週間前の2月11日から17日の間の北海道道東・根室の天気予報を思い返すと11日(休)に雪マークが付いている以外は全て晴れマークだった。これが実際はどうだったか?11日は逆に晴れていて、12日から曇り始め、13日から風が上がり14・15の根室バードランドフェスティバル当日を目指したかのごとく爆弾低気圧が道東を襲い、大荒れの週末になってしまったのだ。ブリザードのような天気で生活道路も各地で寸断通行止め、航空機・鉄道・バス路線等全ての交通機関が止まってしまったのだ。主宰者・関係者は本当に可哀相だと思う、さぞ残念だろう。しかし誰が悪い訳でもなく、全ては自然相手の事だから、又来年に期待しようと思う。主催者の方、関係者の方々、是非めげすに頑張って欲しい。
個人的にはその合間を縫って、何と1万枚を越す大収穫があったことだけはご報告しておこう。道東の自然はやはり桁違いに素晴らしいところだと思う。
まずは行きの航空機一日1便だけのANA中標津路線の機上画像から・・・。
前とルールが変わって離陸時、着陸時もカメラで機外を堂々と撮れる様になったのが嬉しい。
離陸後直ぐに東京港レインボウブリッジや都心が見える。東京タワーの小さい事!
700mほど上昇すると東京スカイツリーの高さからツリー自体を望める。
2020年東京オリンピックカヌー競技会場予定地の1つ葛西臨海公園の全体。
ハイイロチュウヒやコミミズクでバーダーのメッカになっている渡良瀬遊水地。
年に2回は訪れる奥日光中善寺湖右は男体山、その左に少し見えるのが戦場ヶ原。
左の白い至仏山と燧岳に挟まれた尾瀬ヶ原湿地帯
釧路上空から根釧原野、左手が釧路の街、真ん中上部奥辺りが鶴居村か?
夏も冬も北海道上空からの景色は外国のようだ、適う事ならば住み着きたいと思う。
あちこちにこのようなクリークがある。野鳥が多いわけだ。
暫くは順番に道東の自然画像をご紹介したいが、22日から熊本県内に入るので一部先送りになる可能性もある。