ここを訪れたのは今回の爆弾低気圧の襲来で、根室と釧路を結ぶ幹線道路国道44号線があちこちで寸断され通行止めになった昨日とその2日前の二度だった。暴風雪の昨日も律儀にオープンしていたのには驚いた。フランスとドイツからのバーダー4名が館内1階の観察窓から大きな大砲レンズを三脚に付けて餌台に来る野鳥を狙っていた。
これら野鳥に限らず自然動物への餌遣りに関しては「絶対にいかん!」という半ば宗教的に黒白をはっきり付けたがる頑固一徹派も居るが、自分はそうは思わない。そんなことしたらタンチョウもトキもコウノトリも復活など出来やしなかったろう。此処に来ていたヨーロッパの4名と片言英語で1時間ほど野鳥に関する意見交換を行ったが非常に有意義だった。このネイチャーセンターの観察用エサ台に関してもヨーロッパと全く同じだという事だった。
二日前に来たときにはオオアカゲラ、アカゲラなども脂身を食べに来ていたが、いつまでも居る訳でもなく、1分とは居ないようだった。この時に居たのはほんの30分間だったがオオアカゲラ、アカゲラ、ハシブトガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ミヤマカケス、オジロワシ、トビを撮影できた。
アカゲラ、大きな声でキョッキョッ!と鳴いていた。
餌台にも接近していたがおおむね雑木林の中で飛び回っている。
雪の中で飛翔姿が綺麗だった。
こちらはオオアカゲラ。
例によって頭のてっぺんがすべて赤いオスのようだ。
胸側の縞々や赤みがかった腹部、いかにもオオアカゲラだ。奥日光戦場ヶ原で出遭って以来1か月ぶりの遭遇だった。