2014年7月24日木曜日

ノビタキの飛翔シーンを幾つかご紹介しよう! Let's introduce a several flight scene of the African stonechat.

 ノビタキは基本的には夏の間、本州の中部以北へ飛来して繁殖する。だから九州などでは春秋の移動シーズンに立ち寄った個体を観ることができるだけで、ノゴマなどと同じだ。ノゴマも多いがこのノビタキは本日宿泊地の霧多布付近には5月中旬ごろには非常に多くが集中する。2008年の環境サミット時に札幌の本部から霧多布まで釧路経由のJRで来たことがあったが、その時の印象は非常に強かった。

 このノビタキは雄と雌の色が基本的に異なるので非常にわかりやすい野鳥だと思う。よく似た雄の頭が真っ黒になるオオジュリンなどと見分けがつかないとお思いだろうが、フィールドで実際に観てみると明らかに異なるのですぐに理解できる。オオジュリンの方がスマートで少し大きく感ずる。
 同時に頭が真っ黒でも背中がホオジロのように茶色ければオオジュリン。真っ黒であればノビタキと覚えると早いかもしれない。ただしこれは夏場にきちんとその場にいる本州中部以北の話。

 九州のようにオオジュリンが冬鳥として飛来するため、冬羽でしか見られない場合は雄の頭も真っ黒ではなく剥げかかったペンキのように斑で汚い色をしている場合が多い。
この個体と下の画像は別の個体。奥日光では枯れ木、熊本の球磨川流域では葦に留まる事が多いが、北海道の場合は電線や牧場の木杭などに好んで留まる。

カーブしながらの飛翔は飛行機と同じでカッコ良い!根室から30分ほどの牧場で。

草原系の野鳥の翼はどれも似ているような気がする。

飛び方も一直線的で、シジュウカラなどカラ系、ヒヨドリなどの様な波打つ跳び方ではない。

こちらは霧多布付近の牧場の木杭に留まっていたノビタキの雌。

盛んに道路に降りて採餌していた。

きっとまだ子育て中なのだろうか?

シャッタースピードが速くなるといろいろな翼の位置を撮影できるようになった。