しかしその万江川の個体は現在行方不明中。今まで盛んに目撃されていたエリアに河川工事が入ってしまいいつものペアが何処かへ行ってしまった。すぐ傍の崖に巣があったようなので少し心配している。此処のペア以外は順調に繁殖期に入っているようだ。
問題は人吉城跡をテリトリーとしているファミリーだが、球磨川本流の中川原公園付近が長崎国体カヌー競技の会場になっているため川の中の大きな岩を除去してしまったようで、ヤマセミが子育てをする手ごろな岩が姿を消してしまった。どのような影響があるかまったく不明だが、環境変化への順応性の範囲内で有る事を願うばかりだ。
今日の画像は朝6時から球磨川本流でつがいを撮影、いくつかのポイントをチェックしながら途中で今まで観察していない新顔の1個体を撮影。09:30から川辺川に移動、いつものペアを観察。この川辺川のペアは目視出来ない大きな木陰で求愛給餌が有った模様。10:30過ぎに遥か離れた350m下流で交尾を行った。あまりの遠さに証拠画像しかないが、交尾の真似事をした模様。どうも完全に尾羽が交差していない不完全交尾のようでまだ練習中のようだ。
球磨川本流のペア、朝陽を浴びながら早朝6時半の語らい。
雌はP7もしくはP6欠損中なので再生には2週間程かかるだろうか。
メスが飛び去ったのち、架線上で場所を変えた雄。
強烈な朝日の中でムクドリが留まっているすぐ横に止まろうとランディング準備。
今まで撮影をしたことがない新たな個体。新しいテリトリーの住人か?
川辺川Aポイントの個体雄。
上の個体が求愛給餌を行った後、」雌の元にはせ参じ・・・のようだ。
その15分後、えらく遠くまで行って鉄杭H鋼の上で交尾らしき行動。時間は10:30頃。人吉界隈のヤマセミ交尾は大体この朝10時前後が流行のようだ。あくまで過去12例の撮影データによる。
※過去12例のうち09:00~11:00が10例、15:00前後が2例。