とにかく熊は怖かったものの朝一番6時前に赤湯の駐車場に車を停めて、木道を湯滝に向かって歩き始めた。日の出が随分早い為朝6時前でも陽の光は充分。クマ避けの鈴だけが鳴り響く中いざという時の為の太めの一脚を手に左右に目を凝らしながら、野鳥の声と動きに注視しつつ木道を進んだ。
昨日の早朝は大型の白いフクロウ系の野鳥が林間を低く飛んで消えたのを目撃!阿蘇の外輪山で1月に観たコミミズクが可愛い大きさに感ずるほどの大きな野鳥だった。それが今朝はなんと交尾している場面を目視でき、林間の奥なのでAFが迷ってしまいピンが在ってシャッターが下りてくれたのが、交尾終了後雄が飛んで消える所だった。詳細はまた後日報告したい。
今日はとにかく出遭えて3回目のキレンジャクの群れ。旭川や北国では住宅街に大群で押し寄せたりするようだが、昨日今日の群れは40羽程の中規模の群れだった。街中で観るのとはずいぶん違うようだが、高原の枯れ枝に一列になっているのもなかなかのものだった。
2回に分けて報告する予定だが、とりあえず今日は戦場ヶ原の木道の真上に位置するカラマツの上下2段の高枝に並んで留まっていた。最初は太陽に対して全くの逆光の位置だったが、そーっと木道を歩いて群れの太陽側に回り込み順光で撮影できた。割にこのキレンジャクは大自然の中では人間の存在をあまり気にするでもなく、まっすぐ撮影者に向かって飛んでくるようだ。
最初に視たのが見上げたこの画像。逆光だったが何とか撮影できた。尾羽の黄色が目立つ。
群れの真下をくぐって太陽の側に出て振り返っての撮影がこれ、10分間ほどこの状態が続いた。
少しズームアップして500mmで画面いっぱいに枝の部分を取りこんだ。
順次五月雨式にこちらに向かって飛んで来て、頭上を抜けて湯川の対岸方向へ移動始めた。
そのうちの1羽を上の画像に引き続き追ってみた、手前への移動物にAFを合わせるのは苦難。
最後に残った2羽、「お前行けよ!」「いやお前こそ先に!」と言っている・・・のではない。
※3日間眼を皿のように見開いて瞬きせず鳥視をした挙句に撮影し、夜は夜で撮影画像のチェックでパソコンを見てドライアイになってしまい眼が痛くてたまらない。しばらくブログのアップが不定期な時間になるがご容赦いただきたい。