これは、観察を続けての判断だが、3日間同じ時間に同じ色柄の服装で同じ場所に現れ、ヤマセミの方に目線をくれずに一定の作業をして見せれば、4日目にはこちらの存在を「危険ではない生き物」として警戒心を半分以下にしてくれる。半分以下~というのがポイントで、最低限の警戒心は持っているのは間違いない。これらを理解頂くために、今後幾つかの実例画像をアップしていく予定だ。
今日の画像は、ヤマセミが一番天敵から襲われやすい、採餌直後の餌を横に咥えたまま長距離を飛翔する状態の連写だ。撮影場所と被写体の間を遮るものが無いため一部始終を撮影できているが、たとえば菊池渓谷の谷底でヤマセミに出遭えたとしても木々が邪魔してこう云う感じの連写は難しいと思う。以前菊池峡谷の遊歩道でヤマセミに出遭ったことが有ったが、あっという間に見送るのが精一杯だった。
先月だったか、カラスに追われて水中にダイブして反転し、逆方向に逃げ去るヤマセミの様子を3方向からご紹介できたが、今日の画像の様に餌を咥えたままダイブは非常に難しい。水中抵抗も激しいだろうし、思わず「アッとかウッとか声を出してしまったらせっかくの餌を落としてしまうだろう。
警戒していたらこちらを見た途端反転して逆方向へ行ってしまう。
川辺川の深い部分は流れがゆるやか、其処に己の姿を写しながらターンに入る。
底が見えて浅そうだが、決してそうではなく2m以上の水深は間違いなく有る。
主翼が水中に入っても全然抵抗にはならず、波紋を残しながら飛んで行く。
この後、お気に入りの岩までランディング姿勢で移っていく。少しカーブしながら飛んでくれたのでピントもほぼ同じレベルで来ていて助かった。