無駄のない人吉滞在が出来るようになり、当然撮影画像数も使用に耐えるモノが以前に比べてはるかに増えて来た。それだけに毎回自宅に戻ると少なくとも1週間はパソコン前から離れられない。特に前々回からは動画収録も練習し始めたのでその量は半端ではない。
今回の画像を2日分チェックしたが、川辺川の浅瀬での採餌行動に面白い傾向が見えたので、今日はそれをアップしたい。冬の寒い時期になると大きな魚は深みに入り活性化しなくなる。これは最近流行のブラックバス・フィッシングのCS番組でも盛んに言っているので間違いないだろう。ヤマセミも暖かい時期は活性化する魚の動きを視て採餌するのだろうが、深みに入られてはダイブしても届かないと視受けられる。したがって今のような厳冬期は深さ30cm足らずの浅瀬の小魚を狙わずを得ない状況らしい。
たぶん今回目撃した浅瀬での採餌は、他の野鳥にも同じ事情が有るため同じ小魚を主食とするカイツブリなどの漁場が重なっているようだ。したがって、いつものような急降下での豪快なダイブではなく、一旦ホバリングしてから水平方向への浅い角度でのダイブになっている。この日は合計6度のダイブを見せてくれたので6度の撮影チャンスが有ったが、何れも突っ込む水域にはカイツブリが回遊していてヤマセミもやり難そうだったが、決して追い払うような事は無かった。
いつもの大振りのオイカワや鮎、ましてやナマズなどはこの時期深場に入り込んでしまって採餌できないのではないかと思われる。