今日は通常のヤマセミの生態観察に明け暮れ、最終的に750カット以上のヤマセミ画像を収録できた。午前中一杯は雨が降ったり止んだりだったが、ヤマセミはそういうことはお構いなしに採餌行動その他を続けるので、こちらも色々工夫し、それに付いて行かねばならない。
昨日まで3日間朝から晩まで12時間動き回って居たため、体がガタガタだったが、朝から暖かい雨で霧も無く、いつもより3時間遅れで雨の人吉郊外へ出発した。午前中は市内の球磨川エリアで集中的に市街地を縦横に飛び回る「出遭いにくい野鳥ヤマセミ」の人吉でしか視られない数々のシーンを収録した。
午後にはその他5ポイントをくまなく巡回してヤマセミの姿を追ったが、出遭えず、最終的に川辺川を上流に向かい、紅葉の綺麗なポイントでつがいに出遭えた。そのつがいに出遭う前に別の個体の一羽のメスに遭遇。これが欠伸をするしぐさを繰り返しているので何だろうと思っていたら、実はペリットを吐き出す準備仕草だったのだ。その直後大きなペリットを吐き出したのには驚かされた。これで2度目の目撃だが繭玉のようなクリーム色の塊が出てきた時には撮影しながら衝撃を受けた。
最初の5カットは欠伸だとばかり思いながら、「ヤマセミだって欠伸をする」といったブログのタイトルを考えていたが、くちばしの奥にピンポン玉が入っているのかと思うほどの大きなペリットを吐き出す所だった・・・と言っても撮影中は全くコレは判っていない。
シャッターを押しながら、何か落ちたぞ?と思いつつひょっとしてペリット?と思ったのがこの場面。
生態ばっかりではなく、こういった熟した柿の木の前をダイブするシーンや、
至近距離でのダイブなど色々なカットをモノにできた。
午後の陽を浴びて並んでくれたつがい。なかなかこの時期こういったシーンは撮りにくい。
ヤマセミを追っていると必ずカワセミも自己主張しながら目の前でパフォーマンスしてくれる。
今回は目の前で後姿のホバリングを見せてくれた。
なお、今日の画像はまだよく精査していないので小さな画像でお送りするが、いずれ大きな画像でのブログ登場になるだろう。