ダイブして中ぐらい程の魚、カマツカもしくはドンコのようないわゆる底魚をゲットしたヤマセミはお気に入りの三角岩まで咥えて移動する。この辺りは今までの採餌の時と全く同じ状況。しかし、こちらのレンズの光と動きを既に察知していたのだろうかせっかく撮った餌を横取りされるのではないかという用心の為か、こちらを向いて岩に留まった。
完全に警戒している場合は採餌したポイントから遠くの方へ去っていき遠くの岩に留まって呑み込む。しかしこの日はこちらに向かって飛んできてレンズの真下の岩に留まってくれた。咥えたままこちらを視て、しばらく勝ち誇ったように見せびらかしていた、というかこちらの反応を視て居る様だった。
餌をゲットしてこちらに来る瞬間ピントが合わずボケてしまったが・・・。
徐々に修正して暗い雨の日の割には生態画像としては充分な絵に出来たと思う。
だんだんこちらに迫ってくる場合のピントの合わせ方は慣れが相当必要だ。
秒間何コマで撮影できるか、妙に羽ばたきとシャッタースピードが合ってしまうと全部閉じた画像だったり、常に羽根を広げていたり生態観察画像にならなくなってしまう事が在る。
CANONの場合秒間7コマの7Dと6コマの5DMarkⅢでは7Dの方が色々な羽ばたきが撮れているような気がする。気のせいだろうか?
羽根が前の方にまで羽ばたきはじめたら着地寸前とみて良い。これらは大型のツルやサギ類も同じと視た。
着地の1m手前くらいからは既に体が立っている。
岩への着地の直前はむしろのけぞっている感じ。足の裏が岩に向かって全面で軟着陸を予感させている。
着地の瞬間は羽根は全開となるが、毎回この際にシャッターがちょうど良く切られる訳ではないのでこの部分は運としか言いようがない。
とりあえず着地成功でほっと一息の一瞬。
ホレこの通りと見せびらかすように餌をこね回すヤマセミ。見せびらかしながらこちらが変な動きをしないか警戒しているものと思われる。距離は50m以上離れて居るのだが、ヤマセミからすれば遠くないのだろう。視力はこちらの8倍はあるはずだから。
この続きはまた明日。