本来太平洋の孤島ハワイ諸島には、オーストラリアと同じく独特の種類の野鳥が生育しているが、ホノルルに観光で訪れると「えっ?」というような野鳥に出くわす事が有る。今日はそんな誰もがホノルルで簡単に目にする野鳥をご紹介。パック旅行などで訪れた方はホテルの窓辺に来る真っ白な鳩を良く目にするだろう。これはもともと白い原種なのか、突然変異で色素が亡くなったアルビノ(劣性遺伝で生まれた個体)なのか?
以前何処かで、ハワイでは結婚式を挙げる時に白いハトを飛ばす習慣が有るので、海外からきたカップルの結婚式用に地元で沢山白いハトを繁殖させているんだとかの記述を視た記憶が有る。あのエルビス・プレスリーの「映画ブルーハワイ」も実はハワイで結婚式を挙げる観光客を増やすためのホノルル観光庁の陰謀なんだとか?雨が多くて観光客が少ないカウアイ島に在るゲコだらけのシダの洞窟でわざわざセレモニーをするなんて・・・・と話は続いていたが本当か否か定かではない。
今日の画像はその白いハト以外の眼に付いた野鳥をアップしたい。
Java sparrow in Royal Hawaiian Hotel Patio.
あのピンク色で有名なクラシック・ホテル=Royal Hawaiian Hotel とシェラトン・ワイキキの間の中庭に居た文鳥(移入種)。日本では鳥かごの中で良く見るペットの鳥だ。ジャワ島が原産地でハワイには持ち込まれたもの。
House sparrow (Mixed) with red color
基本的には普通のスズメの様だが赤みを帯びていてヒワ系の何かとの交配種のような気がする。いわゆる世界中に居る家スズメではない。シェラトン・ワイキキの高層階まで飛んできていた。パン屑などが落ちていれば平気で部屋の中まで入ってくる。
Zebra Dove
動きの非常に鈍い小さな鳩チョウショウバト(移入種)、いつも現場では「鳩の出来そこない」と呼んでいた。マウイ島でも道端で車に轢かれているのを幾つか見た。やはり本当に動きが鈍いのだろう。そのかわり数だけは多い。観光客がパン屑をやってもあっという間に他の野鳥に持っていかれてしまう。あれでよく生きていると思うが・・・。
Red-crested Cardinal
コウカンチョウ(移入種)。米国メジャーリーグのセントルイス・カージナルスのマスコットで有名。頭がとんがってヤマセミのような冠羽が特徴。英語名でもCrestedという単語がこの冠羽を指す。ちなみにヤマセミはCrested Kingfisher。ダイアモンドヘッドの方に在るカピオラニパークに沢山居る。しかし綺麗だからと持って帰ってはいけない。
そのカピオラニパークの消火栓から滴る水を器用に飲んでいた。野生の生き物の生活の知恵はしたたかだ。
Red-crested Cardinal decoration relief of the hotel in Honolulu.
ホノルルのダイアモンドヘッド傍の有名なホテル・レストランの壁にもこのコウカンチョウのレリーフが掲げてあった。一度探してみると良い。